実は、今年の半ばくらいから考えてはいたのですが、わたくし高橋てつやは、しばらくの間ライブ活動を休止することといたします。
何言ってんだお前まだまだ歌えるだろうが、と思いますよね。私も身近な音楽仲間の誰かが言い出したら、「何言ってんだお前」って言ってしまいそうです。
ただ、このコロナ禍の3年、何とか踏ん張ってきましたが、今年の頭のほうで第何波だかもうよくわかりませんが、押し寄せたコロナの波による数々の被害は、私の精神をちょっと壊された感じがありまして。
以前は感じたことのない、「ライブがしんどい」という精神状態になってしまったのが正直な気持ちです。
ソロ活動を始めて約12年、1本1本のライブに全てを込めてやってきた自負があります。
私の周りの音楽家たちはみんなそうですが、この1本のライブに挑む時の気力体力はけっこう凄まじいものがあります。
その力を少し抜いて”流す”ようなライブは私にはできません。ちょっと情けない話ではありますが、ここが私のステージに立てる精神の限界と感じてしまった以上、人前に立つのはお休みしたほうが良さそうだと判断しました。
来年もライブを期待してくれていた方々には大変申し訳ありませんが、皆さんがこれまで楽しみにしてくれていたからこそ、これまで続けてこれた。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。遠くから近くから本当にありがとう。
さて、ライブはお休みしますが、音楽はつくることはできそうだし、今はネットなどいろんな方法で発信もできるし。
そしてまた人前に立てるような状態になったら、すぐにライブ再開するかもしれないし。そこは正直わかりません。
今はちょっとなーんにも考えていませんが、一度からっぽにしてまた面白いことを考えていければと思います。
最後に、こんな私が言うのもなんなのですが、私の周りで今もステージに立ち続けている音楽仲間のライブ、どうか観に行ってみてください。
生ライブでしか感じることのできないものが必ずあります。私自身も何度もいろんな方のステージを観て、かけがえのない時間をいただいてきました。
少し時間もできそうだし、私もいろんなライブを観に行こうと思います。
ではでは、また。
2022年12月某日
高橋てつや